睡眠時の姿勢は、幼少期のクセが大人になっても続くことが多いです。精神科医のサミュエル・ダンケルは、うつ伏せで寝る人は細心の注意を常に払っていて几帳面だが、予想できないことを嫌い他人のミスを許さない面があると分析しています。寝る時の姿勢は家族の影響も強く、育てられた環境によって性格とも深く関わっています。うつ伏せ寝のデメリットは、胸部に長時間負担をかけてしまうことです。

 

幼い子供をうつ伏せで寝かせると、乳幼児突然死症候群のリスクを挙げます。大人でもお酒を飲んだ後だと、吐瀉物が詰まって息ができなくなることがあります。また骨盤や脚、歯並びなど全身の骨格を歪ませる原因でもあります。成人は仰向けに寝ると顎にはおよそ5kgの負荷がかかります。うつ伏せ寝では負荷が8kg〜9kgと、大きな違いがあり、クセになることで顎関節症や乱れた歯並びを引き起こします。女性は上向きのバストを支えるクーパー靱帯に負担がかかると、バストが垂れて形が崩れます。一方、うつ伏せ寝では酸素をたくさん取り入れられるというメリットがあります。仰向けに寝ると、舌の付け根が喉に垂れ下がります。人によっては舌が気道を塞ぐ睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、脳や臓器で酸素が不足することで夜中に何度も目が覚めて睡眠の質が落ちます。うつ伏せは気道を確保できるため、睡眠時無呼吸症候群の人でもぐっすり寝られます。腰痛持ちの人は、背骨に体重がかからないので楽だと感じます。ただし毎日この姿勢を続けると、背中が反りすぎることで余計に腰痛が悪化します。

 

うつ伏せ寝はデメリットの方が大きいので、仰向けに改善するのが良いです。最初から仰向けになるのは難しいので、まず横向きね寝られる練習をします。抱き枕を使用すると体重が分散されるので、無意識に体の力が抜けてリラックスできます。横向きに慣れたら仰向けに挑戦しますが、仰向けをキープできないのは腰が痛くなるためです。腰の負担を軽減するには、腰からお尻を覆えるタオルをきつく巻くのがおすすめです。タオル丈夫を外側に折り曲げると、就寝中にずれないので腰を楽にできます。人間は寝返りを打つことで血液の循環を促進しているので、常に仰向けでいることはできません。しかしタオルをきつめに巻いて腰を支えることで、横向きに寝てもしばらくすると仰向けに戻ります。少なくともうつ伏せ寝にはならないので、クセになっている人は試すと良いです。

 

うつ伏せ寝の人に枕は必要?

人の寝相は様々であり、中にはうつ伏せ寝という方もいます。うつ伏せの場合は枕を使わずに眠っていることもありますので枕は不要と感じられるかもしれませんが、しかしながらうつ伏せで眠ることによって健康を害する可能性があり、様々なデメリットが潜んでいるのです。

 

うつ伏せ寝が良くない理由にまず首に負担が掛かってしまうからです。うつ伏せの場合は左右のどちらか一方に首が向いている状態になりますが、それによって首の片側の筋肉は収縮した状態、反対側は伸張した状態になってしまいます。つまり両側が不均衡の状態になってしまいますので負担が掛かり筋肉を傷める原因になってしまうのです。
腰に良くないのもうつ伏せ寝のデメリットと言えます。腰が反った状態になってしまい、本来あるべき背骨のカーブに反するかたちで眠ることになります。その為、腰への負担が大きくなり腰痛の原因になる可能性がありますし、すでに腰痛持ちの場合はさらに症状が悪化する恐れもあります。

 

顔の歪みを発生させる可能性があるのもうつ伏せ寝の良くないところです。顔の片側が圧迫される状態になりますので歪んできてしまう恐れがありますし、美容の観点から考えてみてもあまり良くない寝姿勢と言えるでしょう。
このようなデメリットがあることを踏まえて考えると、枕云々よりもうつ伏せはあまり良くないと言えますし、できるだけ枕を使って仰向けや横向きで眠るようにした方が体に優しかったりもするのです。

  • 2016/08/15 08:20:15